WT工法

排水構造(雨水貯留槽工法)
特許番号  第4039445号
取得年月日 2007年11月16日
 雨水貯留浸透技術評価認定工法  
「雨水技標第40号」
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駐車場などの地下をTNF工法で改良し、四方向の壁と底板からなる貯水槽を
造成する工法です。底板とその下面の従前地盤との接地面を、
TNF工法の特長である井桁状に形成することで、
軟弱地盤でも躯体の安定を保ちます。貯水槽内部には砕石を敷設し、
容積に対する貯水率35%~40%を保ちながら、砕石が上面の構造を強固に支えます。
民間施設内の雨水貯留槽は、2015年7月制定の「浸水被害対策制度」によって、
行政機関の指導もとで設置が促進されており、
本工法は、同案件にかかわる施主様にとって最適な工法といえます。
WT工法の特長
特長 01
ヒートアイランド
現象の抑制
貯留水の蒸発により気化熱を奪う
蒸発潜熱効果による気温上昇の抑制
特長 02
土地の有効活用
都市計画に伴う公園等の敷地地下に
施工することにより、有効な土地活用が可能
特長 03
貯留水の有効利用
貯留水をろ過等の処理を行うことにより生活用水・
トイレ用中水として利用可能
特長 04
防火用水としての活用
非常時の防火用水・散水としての利用が可能
特長 05
河川への流出負荷抑制
雨水を貯留することにより河川への直接流出を阻止
河川の氾濫抑制効果
WT工法のメリット
01
軟弱地盤で
施工が容易
軟弱地盤に強いTNF工法の技術をベースにしているため、軟弱地盤や地下水位の高い地盤でも施工が容易です。
02
ローコスト
地中に雨水貯留施設を埋設する際、当工法で゙は改良地盤が
容器の役割を果たすため、土留め矢板工事や、鉄筋、生コン、
型枠工事はほとんど必要ありません。
工事工程が少ない為、通常の貯留施設に比べて
短期間での施工が可能です。
03
タンクなどの様々な
施設の設置に応用
(WT工法+TNF工法)
WT工法は自由に形成が可能で、雨水貯留槽のほかにも、
内部にオイルタンク、配管設備などの設置が可能です。
WT工法と一般工法の比較
内 容 WT工法 プラスチック製貯留槽
軟弱地盤での施工 不可(補強が必要)
地下水位が高い箇所での施工 不可
土留め矢板工事 不要
使用部材を低減(鉄筋・生コン・型枠等) 不要
解体時 砕石再利用可能 プラスチック産業廃棄物処分
様々な項目の削減で、ローコストを実現します。
WT工法の実績(代表例)
ホームセンター
場所
三重県松阪市
用途
ホームセンター
構造種別
S造
規模
平屋建
施工面積
14,721m2
施工期間
実働85日間(2014年5月完工)
物流センター
場所
大阪府東大阪市
用途
物流センター倉庫
構造種別
S造
規模
平屋建
施工面積
475m2
施工期間
実働12日間(2016年9月完工)
物流倉庫
場所
埼玉県さいたま市
用途
物流倉庫
構造種別
S造
規模
2階建
施工面積
8,152m2
施工期間
実働68日間(2013年6月完工)
ガソリンスタンド
場所
埼玉県白岡市
用途
ガソリンスタンド
構造種別
S造
規模
2階建
施工面積
1,004m2
施工期間
実働21日間(2015年6月完工)