SKIRT PC工法

SKIRT PC method

短工期で腰壁施工

プレキャストコンクリート(PC)による腰壁を、構造的に一体化した工法。高い性能を確保しながら、施工の合理化と工期短縮を図ります。

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SKIRT PC 工法とは  

地盤改良体とプレキャストコンクリート板を含む構造体、及びその施工方法

取得特許

『地盤改良体とプレキャストコンクリート板を含む構造体、及びその施工方法』
特許番号  722743号
取得年月日 令和7年8月4日

地盤改良体とプレキャストコンクリート板を一体化する構造

SKIRT PC工法は、工場で製作したプレキャストコンクリート部材を、建物の腰の高さ程度の位置に設けて壁構造とする工法です。高床(プラットホーム)構造を採用する工事において、短工期・高品質・省人化を同時に実現します。PC腰壁の一体化には、捨てコンクリート上に定着ボルトを打設し、PC腰壁をブラケット金具で固定します。

❶ PC腰壁 ❷ 定着筋 ❸ ブラケット ❹ 定着ボルト ❺ 連結プレート ❻ 捨てコンクリート

SKIRT PC工法採用の施工現場

特徴とメリット

1. 工期 約60%短縮

プレキャスト化により、現場での鉄筋・型枠・左官作業が不要となり、少人数での施工が可能。また、コンクリートの養生期間が不要であり、現場打設工法と比較して約60%の工期短縮を実現します。

2. 高品質な仕上げ面

工場製作による高精度な製品供給で、ジャンカ等の打設不良を防止。プレキャスト製品ならではの寸法精度と表面品質の高さにより、美しく均一な仕上がりを実現します。

3. 人材不足問題の解決

出典:国土交通省 建設労働需給調査結果(令和7年9月調査)

出典:国土交通省 建設労働需給調査結果(令和7年9月調査)

本工法は、現場における作業工程を大幅に軽減し、省人化を実現します。国土交通省が公表する統計でも、建設技能労働者の平均年齢は上昇傾向にあり、若年層の入職者数は依然として低水準にあります。将来的にも担い手不足が見込まれている中で、施工現場における人材負荷を軽減します。

施工手順

●墨出し
レベル出し
据え付け
バールで位置微調整
垂直確認
ブラケット仮固定
測量
ブラケット本締め
天端プレート連結

製品連結

シーリング充填
マスキングテープ除去
充填完了