東日本大震災 被災物件報告

東日本大震災 被災物件報告

Eastern-japan

東日本大震災 従来工法とTNF工法の物件報告

「震度6弱」液状化の発生をしっかりと抑制

  1. 本建物の地盤の上層部はシルト層で約19m堆積している。
  2. 地震による影響が殆ど見られないのは、全面改良層により建物が一体的に応答し、
    改良層下部と地盤間で地震動入力の低減があった為と思われる。
  3. 全面改良層による下部地盤の拘束「囲い込み効果」により、液状化の発生はしっかりと抑制されていることが分かる。
  4. 局所的に液状化が発生したとしても、全面改良層により一体的に抵抗する。
物件名施工時期施工面積(m2施工量(m3規模構造種別
某ホームセンター2009.48,98917,618平屋建S造
某店舗2009.42,4855,322平屋建S造
某店舗2009.42,6306,602平屋建S造
所在地:茨城県行方市 撮影日:2011年3月17日

TNF工法

内外装被害なく営業
内外装被害なく営業
段差やひび割れ等発生無し
段差やひび割れ等発生無し
床割れ発生なし
床割れ発生なし

写真建物の地図

写真建物の地図

ボーリング柱状図

ボーリング柱状図

近隣在来工法

近隣店舗A:各所で液状化は発生
近隣店舗A:各所で液状化は発生
近隣店舗A:舗装が波打っている(上)
建物と舗装の間に隙間が発生(下)
近隣店舗A:舗装が波打っている(上)
建物と舗装の間に隙間が発生(下)
近隣店舗B:入り口ガラス破損し、休業(上)
駐車場にも大きな亀裂が発生している(下)
近隣店舗B:入り口ガラス破損し、休業(上)
駐車場にも大きな亀裂が発生している(下)

「震度6強」建物の抜け上がり障害等の発生無し

  1. 本建物の地盤の上層部はローム層で10m以上堆積している。
  2. 支持杭で支えられた建物には、強い揺れが直接作用するのに対して、
    TNF工法により基礎を施工した建物では揺れの強さが低減されていると考えられる。
  3. 地盤沈下が起きても建物の抜け上がり障害等の発生はまったく無い。
物件名 施工時期施工面積(m2施工量(m3規模構造種別
某ホームセンター2010.49,93115,318平屋建S造
所在地:栃木県宇都宮市 撮影日:2011年3月29日

TNF工法

外装に破損があるものの、営業
外装に破損があるものの、営業
建物と周りの地盤が一緒に沈下している為、段差が発生していない
建物と周りの地盤が一緒に沈下している為、段差が発生していない
不同沈下が発生していない
不同沈下が発生していない

写真建物の地図

写真建物の地図

ボーリング柱状図

ボーリング柱状図

近隣在来工法

近隣スーパー:天井・ガラス破損休業
近隣スーパー:天井・ガラス破損休業

6階建マンション:アスファルトが波打ってる
6階建マンション:アスファルトが波打ってる